小中高生こそ、骨密度を高めましょう!

運動会や体育祭の季節になりました。楽しみにしている小中高生も多いのではないでしょうか?
さて、今回は小中高生のカルシウム摂取と骨密度について、考えてみたいと思います。

ご存知のようにカルシウムは毎日の摂取が大切な栄養素で、常に充足している必要があります。
小中高生の頃から十分に食事による摂取と適度な運動を継続する事で、大人になってからの健康へと結びつきます。
ところが、平成24年版の国民栄養・健康調査の結果を見ると、(表1)のカルシウム推奨量に対し、小中高生の年代のカルシウム推奨量と実際の摂取量の割合で100%を超えているのは、8~9歳の男子のみです。 その他の年齢では大幅に不足しています。(図1)
男女共に年齢が上がるにつれて推奨量に対する摂取量の割合が減っているのも気になります。

 

これは、給食などでバランスのとれた食事を摂取しているとみられる年齢では比較的カルシウムが摂取できているが、自由に食事を摂れる頃になると食事を抜いたり、偏った食事を摂る機会が多くなることも不足しがちになる原因と考えられます。 この年代の骨密度については、6年間追跡した結果、中学生では男女共にカルシウム摂取量が多い程骨密度が有意に高いという結果が出ています。(*1)

カルシウムを多く含む食品として、牛乳(1杯/200gで約220mg)が良く知られていますが、その他の乳製品、大豆製品、魚介類、野菜・海藻類、最近では、カルシウムが強化された飲料や補助食品等でもカルシウムを摂取できますので、これらを上手に毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?

参考:カルシウムを多く含む食品(財団法人 骨粗鬆症財団)

(*1)小学生から高校生にいたる中軸骨骨発達の6年間追跡に基づく思春期骨折のリスク要因の解明と骨折予防プログラムの立案
近畿大学医学部公衆衛生学教室 伊木雅之、玉置淳子、藤田裕規、門脇英子、甲田勝康、由良晶子
名古屋大学医学部地域在宅看護学 梶田悦子、一般社団法人Jミルク